東光寺は北海道大空町女満別にある「真宗興正派」という浄土真宗の一宗派に属する寺院です。
南無阿弥陀仏のお念仏の教えを拠り所にし、その教えを通して、すべての人が心豊かに、一度きりの人生を精一杯歩んでいけることを目指しています。

お知らせ
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うどん講・中興忌法要
令和8年のうどん講と中興忌法要を次のとおり勤めます。御斎(おとき)に、うどんをご用意します。
お昼に御斎を召し上がっていただいた後、法要を勤めます。ぜひお誘い合わせの上、お参詣ください。法要 6月18日(木)、19日(金)午後1時~
御斎 両日とも正午から

ひと言法話
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想いが重なる
先日、JRで札幌まで出張に出掛けた時のことです。遠軽駅に到着したところで、信号機トラブルが発生しました。車内アナウンスによれば、修理業者が到着までは30分ほどかかり、それから作業に取りかかるので、出発の時間は今のところ未定とのこと。
もともと札幌まで5時間半の長旅ですから、多少時間が延びても仕方ないと思ったものの、果たしてどれだけ待つことになるやら…と若干心配になっていたところ、しばらくして再度車内アナウンスが流れ、「乗客の皆様に非常食とお水をお配りします」とのこと。非常食と水って…いったい何時間かかる見込みなの!?と多くの乗客が思ったらしく、にわかに車内がざわつきました。
私と言えば、水もお菓子も(ビールも)しっかり用意してきていましたので、「荷物が増えるだけだし要らないなぁ」「そんなことより、早く直して出発してよ~」という気持ちが先行しており、お断りしようかと思ったのでした。さて、しばらくして車掌さんが一人一人に、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」と丁寧にお詫びしながら、お水と非常食(カロリーメイト)を配っています。すると、私の数列前のご婦人方のところで、「ありがとうございます~!」と、とても明るく嬉しそうな声が聞こえてきました。それまで何となく重く感じられた車内の空気が、ふと軽くなったような気がしました。
その時、はっと気付いたことがありました。
車掌さんからすれば、お詫びしながら席をまわるのは大変なことです。苦情を言われたこともあったかもしれません。そういう中で、このご婦人方のように、素直に明るく感謝の気持ちを伝えてくれたら、どれだけ心が和らいで軽くなったことでしょうか。
自分の都合のことだけを考え、「要らないから受け取らないでおこう」などと思っていた自分を、「なんて心の狭い人間なんだろう」と深く反省しました。
与える側も受け取る側も、お互いが存在しなければ成り立ちません。そして両者の想い(相手への思い遣り)がぴたりと合わされば、そこはおのずと温かく明るい雰囲気になっていくのでしょう。さて、私たちが両手を合わせ合掌する姿には、片方の手には阿弥陀様のお慈悲が、もう片方の手にはそのお慈悲をいただく私たちの心が表されていて、両者がピタリと合わさったなら、そこには大きな安らぎが生まれてくるのだよと聞かせてもらったことがあります。
阿弥陀様は私たちに向かって、手のひらを広げて常にお待ちくださっていますが、そこになかなかうまく手を合わせられない、自分の都合ばかりの姿があります。見せかけだけの自分の合掌の姿に深く反省させられることであります。さて、JRの信号トラブルですが、その後、間もなく復旧し、結局1時間ほどの停車で出発できました。が、その後、上川付近で今度は鹿に衝突し、1時間半ほど緊急停車…。結局、8時間もかかって札幌に到着したのでした。宿所に入った時、予め鞄に入れておいた飲食物はすでに消費し尽くし、手元にあったのはJRで配られたお水と非常食のみでした。
「車掌さんありがとう…」

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