仏事のご相談

仏縁を大切にしましょう。

 日頃、「おかげさま」によって生かされている身であることを、ついつい忘れて生きている私達です。仏さまの前に座り、手を合わせ、大きな存在に頭が下がっていく中で、自分の足下を見つめ直しましょう。

 年回の法要は、亡き人を通して、私達が仏法を聞いていく大切なご縁です。亡き人が残してくださった仏縁とも言うことができるでしょう。

 その仏縁を大切にして、自らの生き方を問い訪ねていくことが大切です。手を合わせお念仏し、み教えを聴聞していく中で、阿弥陀様のお慈悲につつまれて、確かにお浄土へと向かわせてもらう身であることを知りましょう。そして、支え合いながら生かされていることに想いを致し、自らを尊び、他を敬い、よろこびある人生を送らせていただきましょう。

 先に亡くなり、お浄土に生まれて、諸仏となられた方々は、残していった大切な人が、仏事を通してまことの仏法である「お念仏の教え」に出遇うことを願い、そして、その教えを通して安らぎある人生を歩んでいくことこそを願っていらっしゃることでしょう。

 その願いに耳を傾けましょう。それこそ亡き方に報いていく一番の方法であり、本当の意味での供養です。

 
 

法事のご相談について

 法事のご予定は、なるべく早めに住職までご相談ください。予定が重なってしまうこともありますので、候補日をいくつかご用意頂けると助かります。

 また、自宅のお仏壇も大切な聞法の場でありますが、ぜひお寺でのご法事もご検討ください。
 お寺の本堂で荘厳な仏さまの前に座らせて頂くと、自然と敬いの心が芽生え、頭が下がって参ります。また、厳かな雰囲気の中で、心静かに亡き人を想い偲ぶことができるでしょう。

 お寺は「聞法の道場」です。御堂に足を運び、仏法を聞き、自らの生き方を見つめ直すきっかけにしましょう。どうぞ、本当のご法事の意味合いを訪ねてください。

 なお、お寺でのご法事の場合、広間を使用して会食を行う場合は別途使用料が必要となります。

※個人情報保護のため、写真をぼかしています。

お仏壇やお墓について

 お仏壇の移動、買い換えや処分に関しては、ご自身で判断する前に、一度お寺にご相談ください。お仏壇に関わる様々な問題、あるいは金銭面等についても、最善の方法を一緒に考えさせて頂きたいと思います。

 また、お墓を新しく建てられる場合も、墓石屋さんだけではなく、ぜひお寺にもご相談ください。最近では、様々な趣のお墓がありますが、時代の変化に沿いつつも、やはり教えに基づいてお墓を設けていくべきと考えます。浄土真宗に相応しい文字や形式などを一緒に考えさせて頂けますと幸いです。

 お墓の整理(墓じまい)をご検討の場合、墓石屋さんと住職、両方の日程調整をしてください。(事前に、回収した遺骨の移管先などを住職とご相談ください。)当日を迎えましたら、まずは墓所で勤行し収骨します。その後、墓石の撤去と整地を行います。東光寺に改葬するのであれば、お寺に移動して納骨の勤行を行います。 
 公営の墓地であれば、役所に改葬届の提出も必要です。お墓の整理に必要な墓石屋さんの費用は、お墓の規模にもよりますが、おおよそ20万~30万円(あくまで目安)ほどのようです。お寺に関わる費用は、すでに東光寺に納骨壇をお持ちであれば特に必要ありません。 

 なによりも、お仏壇やお墓は、皆さんの先人方が大切にされてきたものです。やむを得ず処分しなくてはならない場合でも、丁寧に物事を進めていくように致しましょう。

納骨について

 東光寺の納骨堂は、亡き方を偲び、手を合わせる中で、仏法をとおして、自分自身の生き様を問い直す大切な場所として設けています。

 浄土真宗のお念仏の教えの中で、大切な亡き方々は「諸仏」として敬います。そして、私達の方こそ、諸仏からつねに案じられている身であったと、そのご恩に想いを致して参ります。

 これから、納骨所をご検討の場合は、どうぞ聞法の道場であるお寺の納骨堂をご検討ください。

屋外の墓地は、管理が困難であったり、冬期間は参拝できないなどのデメリットがありますが、納骨堂はお寺で管理しており、365日いつでも安心してお参りすることができます。納骨壇を使用するには、所定の使用冥加金と維持管理費が必要となります。詳しくはお問い合わせください。 

 また、昨今はかつてのように、家単位で物事を継承することが難しくなってきております。納骨壇についても、継承者がいないという事例が増えてきております。東光寺では、個別の納骨壇の継承者がいらっしゃらない場合は、共同納骨壇への移管を行うことができます。(ただし、共同納骨壇に収めるには所定の冥加金が必要となり、遺骨についてはお寺の所管となります。)
 今後、どのように納骨壇を継承していくか、ご自身が元気な内に御家族で相談なさることをお勧めします。

 どうしていいか分からない・解決できず不安だ、という場合は、早めに住職にご相談ください。不安の種は早めに取り除き、安らいで日々を過ごせるようにして参りましょう。 

近年は、公営の共同墓の設置が増えております。共同墓に一旦収めると元に戻すことは出来ません。確かに個別の納骨壇やお墓よりも安価ですが、金額ばかりを優先させると後々後悔することにもなりかねません。慎重にご判断ください。
問い合わせ先
  • 北海道網走郡大空町女満別西1条6丁目1−10
  • 0152-74-2668
  • info@toukoji.org

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