ひと言法話

毎月一つか二つ、日々の生活の中での法味をお伝えして参ります。


  • さくら

    今年は例年になく桜の開花が早いようです。東光寺のヤマザクラもすでに五分咲きというところです。
    先日、テレビのニュースで、桜は2月以降の累計気温が600度(だったでしょうか?)に達すると開花するということを初めて知りました。桜の木は、どうやってその情報を蓄積しているんでしょう?自然の不思議さを感じます。私たちの目に見えない「働き」があるのだと思います。
    人間も自然の一部です。ですが、日々便利さや快適さばかりを追い求め、「目に見えぬものに支えられ、生かされている」自分自身の在り方を、私はすっかり忘れてしまっています。
    今年も変わらず自然の法則の中で、美しく花をつかせる桜の木に、改めて教わることであります。

    国道39号線沿いの桜